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ニュースレター 【2017年12月号】

今年もあとわずかですね。

12月になり、今年も残すところあと1ヶ月になりました。
今年は、どんなことが思い出に残っていますか?
一度、今年を振り返り思い出の整理をしてみても良いかと思います。 気温も低く、風も冷たいので体調管理にしっかり気を付けて、楽しい年末をお過ごしください。

冬の低温やけどについて

本格的な冬になり、毎日気温が低くなっています。わんちゃん、ネコちゃんも暖かい所が好きなので、コタツやストーブの前で寝ている所をよく目にすると思います。今回は、お家にある暖房器具で起きる低温やけどの注意についてご紹介します。

低温やけどについて

低温やけどは体温より少し高いくらいのもの(40℃〜50℃程度)に長時間触れることで起こります。軽度なものでは皮膚が赤くなり、少し痛みが出ますが、数日で治ります。重症化すると、水ぶくれ、腫れ、脱毛などの異常が見られます。最悪の場合は皮膚が壊死してしまうこともあります。もしもペットヒーターにいつも乗っているペットのお腹の毛が少し薄くなっていたら、低温やけどの可能性もあります。


日頃のチェックをしましょう

人間と違い、被毛で覆われている動物は、低温やけどの進行に気付きにくくなるので、気をつけて観察することが大切です。お腹に謎のハゲがないか、一箇所をやたらに舐めていないか、など、皮膚の状態や行動を注意して観察しましょう。

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暖房器具の安全な使い方

1、ホットカーペット 

ホットカーペットは、火事の危険もなく、留守番の際などの防寒具としてペットにも使いやすい暖房器具です。しかし、ホットカーペットに乗ったまま腹や体の片側を継続的に暖めることにより、低温やけどの多い暖房器具でもあります。
人間用のホットカーペットはペット用よりも高温になる為、ペットが使用するときは毛布やペット用のベッドなどを置き、熱くなりすぎないよう注意しましょう。
また、留守番の際には電源を切っておくことをお勧めします。

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2、コタツ 

人間用コタツは、人をダメにしますが猫もダメにします。あまりの暖かさに外に出るのが嫌になるだけに、低温やけどだけでなく脱水の危険があります。
使用するときは温度を低めにし、カバーの一部に空気の通る隙間を作りましょう。また、長時間の使用は避け、人が離れるときは必ず電源を切りましょう。

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3、ガスファンヒーター 

あまり動かないペットやケージの中にいるペットの場合は、一箇所にあたりすぎると低温やけどの危険があります。猫はくっつき過ぎる傾向があるので、ヒーターの種類によっては焦げないようにも注意が必要です。留守の間に付けっぱなしにするときは、ペットに直接当たらないように気をつけましょう。
また、空気が特に乾燥しやすくなるため、加湿器などを使用して湿度にも気を使ってあげてください。

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