動物には、元来自然治癒力が備わっており、外部からの刺激や環境の変化に対しては、
その損傷を補おうとする作用が働きます。鍼灸治療は、体の表面の各症状のツボ(治療点)に
刺激を与えることで、そうした動物の自然治癒力を利用して行う治療法の一つです。
当院では、各種疾患に対して、下記の効果などを期待して、西洋医学などの一般的な治療の
補助療法として利用しています。
作用機序と主な適応
・全身のバランスを調整して元来の自然治癒力を高める。→腫瘍、アンチエイジング、傷の治癒、慢性的な疾患など
・鎮痛及び抗炎症作用を高める。→神経系の疾患・筋肉の疾患・整形疾患(椎間板ヘルニアや関節炎)など
・防御作用免疫機能を更新させる。
・交感神経・副交感神経などの自律神経の調整→ストレス性の疾患、下痢、嘔吐、食欲不振などの胃腸疾患
・その他機能の改善→アレルギー疾患、腎臓の疾患、肝臓の疾患、など
使用する針は注射針よりも細く痛みはほとんどありません。
また、総ての針が医療用規格の滅菌されたディスポーザブル(使い捨て)
を使用していますので安全です。