A. 母親から受け継いだ免疫力(移行抗体)は、生後2,3ヶ月で薄れてきます。それを補うためにその時期にワクチンを接種するのですが、1度だけでは感染予防に必要な免疫の半分以下の効力しか得られません。複数回接種することで効力を上げることができるのです。また、ワクチンによって得られた免疫は、月日と共になくなっていきますので、毎年追加接種をする必要があるのです。
A. 厚生労働省令により、「生後91日以上の犬の所有者は、その犬について、狂犬病の予防注射を4月1日から6月30日までの間に1回受けさせなければならない。ただし、3月2日以降においてすでに狂犬病の予防注射を受けた犬については、この限りではない」とされていますので、昨年末に打っていても、翌年の4~6月にもう一度接種することになります。
A. 犬の狂犬病以外のワクチン接種は法的には義務づけはされていません。しかし散歩や動物病院通い、ペットショップでのトリミングやペットホテルの利用などで、他の犬や猫と接触する機会は少なくありません。予防ワクチンを打っていないと命にかかわるウイルス感染症にかからないとはいえないのです。予防注射をおすすめします。
A. 現在の混合ワクチンには狂犬病は含まれていません。両方の注射を希望される場合には、体の負担を減らすためにも別々に注射する必要があります。
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