腎泌尿器科/血液科

こんな症状はありませんか?

  • おしっこの回数・量が多い
  • おしっこをしない
  • 血尿

このような症状がみられたら
泌尿器科/血液科の病気の可能性があります!

によくある疾患

慢性腎不全

腎臓に慢性的な病変が存在することで、腎臓の機能低下を引き起こす病態です。数ヶ月から数年にわたって進行して悪化していきます。症状は、多飲多尿・脱水・貧血、さらに進行すると尿があまり出なくなったり、神経症状などの症状を示す末期腎不全、尿毒症へと進行します。
原因ははっきりとわかっていない部分もありますが、腎炎や腎結石、先天性疾患、腎毒性のある物質の摂取など様々です。慢性腎臓病はある程度進行しなければ症状が現れないため、定期的な血液検査や尿検査、エコー検査などで腎臓の状態をチェックすることが大切です。
腎臓の機能は一度失われてしまうと回復させることは難しく、輸液によって脱水を防いだり、腎臓に優しい食生活に変えるなど、少しでも進行を遅らせることを目的として治療を行います。

尿路結石症

腎臓や膀胱などに石のような物質(結石)ができてしまう病気です。結石の刺激によって粘膜が炎症を起こすだけでなく、尿管や尿道に詰まって尿が出なくなる尿路閉塞の原因にもなります。このような結石は、飲水不足や脱水により尿が濃縮されたり、細菌感染によって尿のpHが変化することによって形成されやすくなります。
遺伝的に結石のできやすい犬種や猫種も存在します。結石は尿検査やエコー検査、種類によってはレントゲンでも確認することができます。結石は溶けるものと溶けないものがあり、溶けるものであれば内科治療を優先的に行います。しかし、溶けない結石や大きすぎる結石の場合は外科治療が必要になる場合があります。

膀胱炎

膀胱炎は、膀胱内の粘膜が炎症を起こす疾患です。一般的に、細菌が膀胱に侵入し、増殖することによって引き起こされます。症状には、頻尿、排尿時の痛みや不快感、血尿、尿意があるのに尿が出ないことが挙げられます。犬が排尿の際に苦痛を示すことや、排尿後に舐めたり興奮したりする行動を見せることもあります。膀胱炎の原因には、細菌感染が最も一般的ですが、他の要因によっても引き起こされることがあります。これには、尿路の異常、膀胱の結石や異物、免疫不全、ストレスなどが含まれます。
診断には、臨床症状の観察、尿検査(尿沈渣の顕微鏡検査や尿培養)、血液検査、超音波検査などが行われます。治療には、抗生物質が処方されることが一般的です。また、炎症を軽減するための抗炎症薬や痛みを軽減する薬、尿路の洗浄などが併用される場合もあります。さらに、水分摂取を増やし、犬が十分に排尿できるようにすることも重要です。重症の場合や、再発性の場合には、原因の特定や予防のために膀胱洗浄や手術が必要になることもあります。

によくある疾患

慢性腎不全

ねこちゃんの心臓の疾患の中で最も多く発症する疾患です。心臓の筋肉が分厚くなってきてしまうことで、血液が入る心臓の内腔が狭くなってしまい、血液を十分に送り出せなくなってきてしまいます。
高齢の猫ちゃんだけではなく、時には3カ月齢などの若い猫ちゃんでも認められます。健康状態の良好な猫ちゃんの中で15%が肥大型心筋症だったという報告もあります。

尿路結石症

腎臓に慢性的な病変が存在することで、腎臓の機能低下を引き起こす病態です。数ヶ月から数年にわたって進行して悪化していきます。症状は、多飲多尿・脱水・貧血、さらに進行すると尿があまり出なくなったり、神経症状などの症状を示す末期腎不全、尿毒症へと進行します。
原因ははっきりとわかっていない部分もありますが、腎炎や腎結石、先天性疾患、腎毒性のある物質の摂取など様々です。慢性腎臓病はある程度進行しなければ症状が現れないため、定期的な血液検査や尿検査、エコー検査などで腎臓の状態をチェックすることが大切です。腎臓の機能は一度失われてしまうと回復させることは難しく、輸液によって脱水を防いだり、腎臓に優しい食生活に変えるなど、少しでも進行を遅らせることを目的として治療を行います。

特発性膀胱炎

膀胱に炎症が起こる病気です。膀胱炎になると何度もトイレに行くようになったり、尿に血が混じったりすることがあります。細菌感染や結石が原因となることが多く、雄よりも膀胱と外部をつなぐ尿道が短い雌での発生率が高いとされています。
猫ちゃんでは明らかな原因がわからない特発性膀胱炎と呼ばれるものも存在します。尿検査やエコー検査によって尿と膀胱の状態を確認し、潜血や細菌、結石がないか、膀胱の壁が炎症で分厚くなっていないかなどを調べることで診断します。細菌感染や結石が原因となっている場合は、抗菌薬の使用や結石の除去により炎症の原因を取り除きます。また、猫ちゃんの膀胱炎はトイレ環境が大きく関わっていることが多いので、その子に合ったトイレを模索することも重要です。

泌尿器科/血液科治療の3つの特徴

  • 腎臓病の原因究明と適切な治療

    症状や血液検査の結果から腎臓が悪くなっていることが分かった時に、そのまま腎臓病の治療に入るのではなく、何が原因で腎臓が悪くなっているのかを腎臓以外の部分も含めてできる限り究明し、適切な治療につなげています。

  • 状態の変化に合わせた細やかな治療

    慢性腎臓病の治療は、IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)のガイドラインを参考に、タンパク尿や血圧を定期的に確認しながら、状況にあった内科治療を行います。少しでも長く元気で過ごせるように、飼い主様と一緒に治療に取り組んでまいります。

  • 動物の健康寿命を延ばせる治療の提供や外科対応

    正確な診断に基づいて、動物の健康寿命を延ばせる治療の情報提供をいたします。原因によっては、外科手術での対応も可能です。

診療の流れ

受付・問診

受付いただきましたら、スタッフから問診させていただきます。どのような症状がいつごろからあるのかお伺いさせていただきます。尿をお持ち頂いている方はスタッフにお渡し下さい。

身体検査

脱水がないか、痩せていないか、膀胱の尿の溜まりは正常か、一般身体検査にて全身の明らかな異常がないかを確認していきます。

検査

症状や状態に応じて、血液検査、尿検査、超音波検査、血圧測定などをご提案させていただきます。尿道閉塞などで重症の場合、救命行為として最小限の説明の後、状態を安定させるために一部の検査や処置を優先して実施させていただく場合もございます。

検査結果の説明・治療方針のご相談

腎臓病の場合、生涯にわたる治療が必要となる場合もございます。検査結果から、今後の見通しや治療の選択肢(内科治療、食事療法、外科治療など)についてご説明します。重度の腎臓病では、入院治療をご提案させていただくことがあります。

お会計・次回の予約

お会計、お薬のお渡しは受付にてさせていただきます。次回の診察日は状態に応じて数日後から1ヵ月を目安にお伝えさせていただきます。

診療料金

治療費用
軽度(内服) 2,200円〜
中度(飲み薬、皮下点滴)  5,500円〜
重度 入院を提案する場合もあり、状態により概算をお伝えします。
検査費用
糞便検査 1,430円
レントゲン検査 7,700円〜
腹部超音波検査 6,600円〜
血液検査 7,600円〜

※表示は税込価格です