外科

こんな症状はありませんか?

  • 歩き方がおかしい
  • 足を引きずる
  • 挙げたまま歩く
  • 足に痛みや腫れがある
  • お座りや立ち上がりが上手くできない
  • 抱くと痛がる

このような症状がみられたら
外科の病気の可能性があります!

によくある疾患

骨折

トイプードル、ポメラニアン、チワワなどの小型犬のワンちゃんは、椅子やソファーから飛び降りたり、飼い主様が抱っこしている時に落ちた際に骨折することが多いです。当院では骨折の治療として、ロッキングプレートという新しい骨折治療プレートを用いた外科手術を実施しています。従来型のプレートだと、骨の形に合わせてプレートの形を合わせる必要があり、そのプレートをスクリュー(ネジ)で骨に押し付けることで固定していました。しかしながら、この方法では、骨折が治癒する過程で重要な役割を果たすプレートの下の骨膜血流が阻害されていました。当院で使用しているロッキングプレートは、プレートを骨の形に完全に合わせる必要がないため、骨膜の血流を温存することができます。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼、一般的には「パテラ脱臼」と呼ばれる病態は、膝蓋骨(パテラ)がその本来の位置から外れることを指します。この状態は一時的である場合もありますが、慢性的になることもあります。原因は、遺伝的な要因や飼育環境、外傷、骨格の異常、肥満、筋肉のバランスの不均衡などが挙げられます。パテラ脱臼が起こると、犬は片方の後肢を持ち上げたり、不自然な歩行をすることがあります。また、痛みや不快感を示すこともあります。診断は、獣医師が犬の症状を観察し、関節の可動域や触診を行うことで行われます。X線検査も行われる場合があります。治療方法には、保守療法や手術療法があります。軽度の場合、安静療法や体重管理、運動療法、物理療法などが行われることがあります。重度の場合、手術が必要になることがあります。手術の方法には、パテラのリアライメントや関節の安定化を行う手術などがあります。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯断裂は、後肢の関節である膝関節の安定性を保つ重要な組織である前十字靭帯が損傷し、断裂する病態です。この損傷は一般的に外傷によって引き起こされますが、持続的なストレスや遺伝的な要因によっても発生することがあります。症状には、脚を引きずったり、膝をついたりすること、歩行時の不安定感、膝関節の腫れや熱感、疼痛が挙げられます。また、患部の触診で膝関節の遊離や異常な動きが感じられることもあります。診断は、獣医師が症状や患部の状態を評価し、X線検査や関節液の抽出などの検査を行うことで行われます。診断の確定にはMRIやCTスキャンなどの画像診断も利用される場合があります。治療には保存療法と手術療法があります。保存療法では、安静療法や投薬、物理療法などが行われます。手術療法では、損傷した靭帯の修復や置換、関節の安定化などが行われる場合があります。

によくある疾患

骨折

骨が外部の力や負傷によって破損した状態を指します。猫が高い場所から落下したり、交通事故に遭ったりすることで骨折することがよくあります。骨折の症状は、骨の変形、腫れ、激しい疼痛、患部の触診で異常を感じることが挙げられます。骨折の診断は、獣医師が症状や患部の状態を評価し、X線検査やCTスキャンなどの画像診断を行うことで行われます。治療には、骨を固定するための副木や骨接合手術が行われる場合があります。また、痛みや炎症を軽減するための痛み止めや抗生物質も処方されることがあります。

変形性関節症

変形性関節症は、関節の軟骨や周囲の組織が損傷や変性を起こし、関節の機能や動きに影響を与える疾患です。一般的に、猫の変形性関節症は加齢や関節の異常な使用、遺伝的要因などによって引き起こされます。症状は、関節の痛みや運動制限、歩行の変化、関節の腫れや熱感などが挙げられます。猫は痛みを隠す傾向があるため、注意深く観察することが重要です。また、関節の変形や炎症によって関節の動きが制限されることもあります。変形性関節症の診断は、獣医師が症状や病歴を詳しく調査し、X線検査や関節液の検査などの画像診断や検査を行うことで行われます。治療には、痛みや炎症を軽減するための痛み止めや抗炎症薬の投与、関節の運動を改善するためのリハビリテーションや物理療法が行われます。また、栄養療法やサプリメントの使用、体重管理なども重要な治療法となります。

骨軟骨異形成症

骨軟骨異形成症は、関節軟骨や骨の成長異常によって引き起こされる疾患です。この病気では、関節の形成や発達に問題が生じ、軟骨が正常な形状や構造を持たず、関節の適切な動きを妨げる可能性があります。症状は、関節の痛みや運動制限、歩行の変化、関節の腫れや熱感などが挙げられます。猫は痛みを隠す傾向があるため、注意深く観察することが重要です。また、関節の動きが制限されたり、異常な姿勢をとることもあります。骨軟骨異形成症の診断は、獣医師が症状や病歴を詳しく調査し、X線検査や関節液の検査などの画像診断や検査を行うことで行われます。治療には、痛みや炎症を軽減するための痛み止めや抗炎症薬の投与、関節の運動を改善するためのリハビリテーションや物理療法が行われます。進行した症例では、関節の手術が必要になる場合もあります。骨軟骨異形成症は進行性の疾患であり、猫の生活の質に大きな影響を与える可能性があります。そのため、早期の診断と治療は重要であり、定期的な健康チェックが大切となります。

外科治療の特徴

  • 予防~治療後まで一貫して対応

    当院では骨折などの整形外科疾患を防ぐことができるよう、抱っこの仕方などや骨折を防ぐためのお部屋づくりなどについて説明しております。また外科手術後のケアについても、ご家族様に丁寧に説明させていただきます。

診療の流れ

受付・問診

受付いただきましたら、スタッフから問診を取らせていただきます。いつからどの様な症状が出ているのかお伺いさせていただきます。

身体検査

視診、聴診、触診から全体的な体の状態を確認させていただきます。

検査

動物の種類や品種、年齢、発症時の状態や身体検査所見からどのような疾患が疑われるのかを念頭に置き、血液検査やホルモン検査、レントゲン検査などご提案いたします。

お会計・次回の予約

お会計、お薬のお渡しは受付にてさせていただきます。次回の診察日は状態に応じて数日後から1ヵ月を目安にお伝えさせていただきます。

診療料金

治療費用
痛み止めの内服 2,200円〜
外科手術 状態により概算をお伝えさせていただきます。
検査費用
レントゲン検査 7,700円〜

※表示は税込価格です