「犬が頻繁にトイレに行くのは病気のサイン?」原因と対処法を解説|袖ヶ浦市のますみ犬猫病院
袖ヶ浦市・木更津市・君津市・市原市・富津市にお住まいの皆様、こんにちは。 千葉県袖ヶ浦市のますみ犬猫病院です。
「愛犬がトイレに何度も入る」「排尿の回数が増えている気がする」と感じることはありませんか?
犬が頻繁にトイレに入る場合、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器系のトラブルが原因となっている可能性があります。
今回は、犬がトイレに何度も入る原因と、当院で行う検査や治療について詳しくご紹介します。
犬がトイレに何度も入る原因とは?
1. 膀胱炎
・細菌感染やストレスが原因で膀胱の炎症が起こり、頻繁にトイレに行くようになります。 ・少量の尿しか出ない、血尿が混じることもあります。
2. 尿路結石
・膀胱や尿道に結石ができることで、排尿に違和感を覚え、何度もトイレに行くことがあります。 ・結石の種類によって治療方法が異なります。
3. 腎臓病
・腎臓の機能が低下すると、排尿回数が増えることがあります。 ・食欲低下や元気がなくなるといった症状を伴うこともあります。
4. 糖尿病
・糖尿病の犬は多飲多尿の症状が現れ、トイレの回数が増えることがあります。 ・水を異常に飲む、体重が減るといった症状が見られることもあります。
5. ストレスや行動上の問題
・環境の変化や不安によって、排尿の回数が増えることがあります。 ・マーキング行動や分離不安も関係している場合があります。
動物病院に受診すべきサイン
以下のような症状が見られた場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
・頻繁にトイレに行くが、尿がほとんど出ていない
・血尿が見られる
・排尿時に痛がる、鳴く
・水を異常に飲む
・体重が急激に減少している
・食欲がない、元気がない
ますみ犬猫病院での検査と治療
1. 検査
・尿検査:尿の状態を調べ、細菌感染や結石の有無を確認します。
・血液検査:腎臓や糖尿病などの内科的な問題をチェックします。
・超音波検査:膀胱や腎臓の状態を詳しく確認し、結石や腫瘍の有無を判断します。
・レントゲン検査:尿路結石の大きさや位置を把握します。
2. 治療
・膀胱炎:抗生剤や消炎剤を投与し、症状の改善を図ります。
・尿路結石:食事療法や結石溶解薬を使用し、必要に応じて手術を行います。
・腎臓病・糖尿病:適切な食事管理と薬物治療を組み合わせ、症状の進行を抑えます。
・ストレス管理:生活環境の見直しやサプリメントの使用で改善を目指します。
ますみ犬猫病院の泌尿器科/血液科治療の3つの特徴
①腎臓病の原因究明と適切な治療
症状や血液検査の結果から腎臓が悪くなっていることが分かった時に、そのまま腎臓病の治療に入るのではなく、何が原因で腎臓が悪くなっているのかを腎臓以外の部分も含めてできる限り究明し、適切な治療につなげています。
②状態の変化に合わせた細やかな治療
慢性腎臓病の治療は、IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)のガイドラインを参考に、タンパク尿や血圧を定期的に確認しながら、状況にあった内科治療を行います。少しでも長く元気で過ごせるように、飼い主様と一緒に治療に取り組んでまいります。
③動物の健康寿命を延ばせる治療の提供や外科対応
正確な診断に基づいて、動物の健康寿命を延ばせる治療の情報提供をいたします。原因によっては、外科手術での対応も可能です。